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猫背の誤解を解く:楽な姿勢が正しい姿勢への道 │長岡京市の自律神経整体院

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猫背の誤解を解く:楽な姿勢が正しい姿勢への道 │長岡京市の自律神経整体院

猫背の誤解を解く:楽な姿勢が正しい姿勢への道 │長岡京市の自律神経整体院

2023/05/03

猫背を解消するためには、

 

「常に正しい姿勢を意識し、背筋を伸ばし、肩を下げ、首の後ろを伸ばすことが大切です。」

 

というような主張をよくみかけます。

たいていの人には、もっともらしく聞こえるのでしょう。だから、疑問すらわかないのかもしれませんが、実はこの説明には大切な要素が欠けています。それは、

 

「正しい姿勢ってどういう姿勢ですか?」

 

という問いについて正確に答えられる人がほとんどいないという事です。

 

「背筋をピンと伸ばしていれば正しい姿勢である。」

 

と思えるかもしれませんが、背筋さえ伸ばしてれば本当にそれでよいのですか?
これは試しに背筋を伸ばして立って鏡に自分の姿をうつして眺めてみれば、誤った考えかもしれないと気がつくかもしれません。

 

例えば、社交ダンスでかなりのレベルで踊れるようになるまで練習をすれば、意識しないで常に正しい姿勢を保てるようになります。ただ、そのレベルに達するまで最低でも数ヶ月から数年は努力を継続する必要があるでしょう。この時点で大半の人には意識して姿勢を正すのが無理だというのがわかるのではないでしょうか。

 

だから、根本的に考え方を変えなければいけません。

 

私がすすめる方法は考える順番を逆にするだけです.
基礎になる考え方は、

 

「人間は無意識にもっとも楽な姿勢になる。」

 

という事で誰にでも簡単に取り組む事ができます。
わかりやすい例をあげると、寝るときに横になるのはそれがもっとも簡単で楽だからです。鍛錬しだいでは、立ったまま寝るという事も実際はできるそうですが、現実にやれる人はほとんどいません。多くの人が背筋を伸ばして姿勢を正そうとするのは、立ったまま寝ようとしていると考えるとわかりやすいかもしれません。

 

さて、猫背になる原因は、実はその姿勢が一番楽だからです。
猫背になる理由は、筋肉や意識が足りないと多くの人が考えていますが間違いなのです。なぜ楽かというと、背中を丸めると背骨の神経を緊張させて内蔵の働きを高める事ができるからです。

 

このことは医学的には十分に解明されていないものの、整体の観点からは理解できる現象です。

 

内臓の働きを制御する神経は背骨から伸びているのですが、その背骨の状態を変えると内臓の働きを制御する事ができます。ただ、これは無意識にやっている事、つまり自律神経の働きとして行っているので、姿勢を変えて内臓の働きを制御する事を意識することは、ほとんどの人には不可能です。例えば、食べ過ぎた時に横なりたいのは過剰に働く胃の働きを助けるためです。また、お酒を飲み過ぎた次の日は腎臓や肝臓に負担が大きくなっているので背中が丸く、つまり猫背になっているはずです。

 

整体という技術についての知識をもっていると、こういう事を体を観察する事で理解できるようになります。肝臓、腎臓、そして胃腸にそれぞれ専門家をおいてまったく別の機能だとして考えている医学には決して持つことができない発想であろうと思われます。

 

さて、

 

「健全で元気な人間にとってももっとも楽な姿勢は?」

 

という問いに対しての答えを考えてみてください。
答えは、

 

「正しい姿勢。」

 

になります。
つまり、正しい姿勢を保ちたいのであれば、健康な状態になればよいというだけの事になります。

 

この事をふまえて世間で言われている猫背の対策について考えてみましょう。

 

1.筋力をつけて:
仕事で疲れてきて猫背になるのは当たり前です。仕事で疲労して姿勢が悪くなるというのは、バテてしまっている状態といえます。例えば、座り仕事で猫背になるというのであれば、筋力をつけるより持続力、スタミナがない可能性が高いと考えた方がよいというのが整体的な考えです。

 

2.PCやスマホ画面の見過ぎ:
整体的に考えれば視力は肺の働きに大きく関係をしているので、目が疲れれば猫背になるのは当たり前です。仕事でモニターを見つづけなければいけないというのであれば、ジョギングやウォーキングなどで心肺機能の強化をはかるのがベターです。もちろん、デスクワークをするのにマラソンをするほどの能力は必要ありませんから、運動を日々心がけるという程度でたいていは足りるはずです。

 

視力と肺の関係がわかりにくい方もいるかもしれませんが、気圧が下がった日に目がぼやけたりする事はないでしょうか?これは呼吸器と視力が深い関係があるから起こる現象です。

 

3.ストレッチ:
ストレッチというより、一呼吸おいて体をやすめるぐらいの感覚がよいでしょうか。一般的に筋肉が硬くなるといけないからそれをほぐすためにという考えで行われるようですが、先に述べた通り疲れが溜まれば筋肉が硬くなるのは当たり前です。その場合、必要なのはストレッチではなくて休息です。

 

簡単に、問題のある点について指摘してみましたが、姿勢については誤った認識がまことしやかに拡がっていますので、考え方を改めてみる事をおすすめします。

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