痛みの真実：ブロック注射と整体的アプローチ│長岡京市の自律神経整体院

「２日に１回、５０回、それに加えて５日に１回別の注射を打つ。と言われたのですが、整体でどうにか治療できないでしょうか？」

 

と、相談にこられた人がいました。

正直に言って、興味がない話ですし、そんな話を詳しく聞いても仕方がないので、最近は、ブロック注射をそんなに打つのかと思って聞き流していました。でも、あとになってよく考えたら、とても無茶なことをやっているのかもしれないと思いました。ただ、インターネットで調べたら保険の規約があるそうで、はじめてしばらくは週１回までと決まっているようです。

 

ブロック注射は、医学的には、副作用がないとされているようです。そのため毎日ブロック注射をしても健康上はなんの影響もないと考えられているようです。

 

しかし、整体的に考えると薬物で神経が働かないようにしていることが、体になんの悪影響も与えないはずがありません。例えば、転んで怪我をして膝を擦りむいたとします。すると、皮膚が破れて血が流れてくるわけですが、その時に痛みを感じるのは当たり前のことです。もし、血が流れ出しているのに何も感じていないというのは、そちらの方が異常な状態です。

 

多くの人が、痛みがないことを正常と考えてしまっています。

しかし、体に何かしらの問題があってどこかが痛むというのは正常な状態です。傷があるにも関わらず痛みがないということの方が異常なのです。

 

体に生じる痛みで代表的なものというと、頭痛、四十肩、腰痛、膝痛などでしょうか。

これらの痛みは医療では原因が特定できていないことがほとんどです。もちろん、加齢、ストレス、筋力不足といった説明がされることも少なくありません。しかし、整体的に体を観察すると、こういった痛みに対する医療の認識は誤っていると感じざるを得ません。頭痛にも、四十肩にも、その他の痛みであっても必ず何らかの異常や問題を見つけることができます。私は20年以上、人の体と健康に関わってきましたが、この考えはその経験から得られた確信です。

 

痛みがあるのは体に何らかの異常があるということです。

そして、痛みの原因がなくなってしまえば必ずその痛みは無くなるということです。そして、その原因はストレスや老化といった曖昧なものではないということです。ブロック注射で痛みを解消するというのは、怪我をして血が流れているのに痛みを感じない状態だということがいえます。そんな状態が健康であるはずがないのです。