起立性調節障害の原因 その1 │長岡京市の自律神経整体院
2023/03/01
原因不明の体の問題は山のようにありますが、その中で子供に起こっているものを総称して起立性調節障害と呼ぶようです。
起立性調節障害については様々な意見があるようです。
ネットで調べれば諸説紛々、魑魅魍魎、複雑怪奇な説明がたくさん見つかることでしょう。そういうご高説を、親切に、丁寧に教えてくださる方もいます。しかし、基本的には全て忘れてもらう方がよいでしょう。理由は簡単で、
「その理屈で元気な生活を送れるようになる。」
という事はまずないと思われるからです。
ですから、私はシンプルに説明しようと思います。起立性調節障害とは、
「寝たきりの老人と同じ状態である。」
とするとわかりやすいでしょう。
寝たきりの年寄りに、
「ずっと寝てないで、起きて仕事をしてください。」
と声をかけたら、一念発起、意欲と行動力にあふれて、バリバリと仕事をこなすなんて事があるでしょうか?
一応、補足しておきましょう。
ストレスがどうとかこうとか言われる事の方が多いのじゃないでしょうか。
ストレスが原因だなんて言われるとほとんどの人がお手上げになってしまうはずです。ひどいケースだと、鉄格子のついた施設の部屋に閉じ込められて薬漬けになってしまっている人も実際に見た事があります。
また、ストレスという言葉についても説明しておきましょう。
ストレスは、医療に関わる人たちが、その問題のしくみや理屈をうまく説明出来ないときに使う単語です。つまり、学校で嫌な事があったとか、友達関係がうまくいかないとか、家庭環境に問題があるとか、その手の問題とは全く関係がないと考えてもらって問題ありません。
こんな事をいうと、
「神様のような存在である医者にわからない事があるはずがない。」
などと言い出す人が結構な数います。
確かに、こういう言い方はしないかもしれませんが、根本的にはこういう考えに陥っていないかをよく振り返ってみてください。その状態、起立性調節障害を改善できない医師の説明を鵜呑みにするのはおかしいとは思いませんか?
話を戻します。
「10代やそれ以下の子供が寝たきりの年寄りと同じような状態になるはずがない。」
と思うでしょうか?
そして、どうしてそのように考えるのかをきちんと説明できるでしょうか。
実は、年をとった人間が体を起こせなくなる理由を正確にわかっている人などほとんどいません。せいぜいが、
「年のせい。」
なんていう、なんの説明にもなっていない説明を聞いてわかったような気になっているだけです。そういう人には、
「寝たきりにならない老人がいるのはなぜですか?」
と質問を続ければボロがでてくるはずです。
そして、寝たきりになる人とそうでない人の差はいったいどこにあるのかについても合わせて考えてみてください。
人間が寝たきりになってしまう理由は簡単です。
それは、
「心肺機能が低下しているけど、心臓が止まらない程度には機能しているから。」
という事です。
このような状態のお年寄りは、自分で食事をとれなくなったり、トレイにもいけなくなったりするのです。でも、10代ぐらいの若者だと、そこまでは衰える事はないという違いでしかありません。だから、その様子を見ると違う状態のように感じるのかもしれませんが、本質的には同じようなものだと考えた方が理解しやすいでしょう。
さて、このように考えると、多くの人がおかしな事をやっている事に気がつけるはずです。
朝、目は覚めるけど、体を起こせないという状態になっているあなたのお子さんに、
「やる気を出して、学校へ行きなさい。」
と言うのは、寝たきりの老人に、
「やる気をだして、体を起こして仕事をしてきなさい。」
と言っているのと同じなのですから。
このことが理解できると解決する方法も見えてくるはずです。
それは、
「心臓と肺がちゃんと機能するように体の状態を改善してゆけばよい。」
という、たったそれだけの事なのです。
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