主人と別居をしたら病気になった │長岡京市の自律神経整体院
2023/04/26
「主人と別居をはじめたら病気になった。」
と話はじめる女性がいました。
最初、よほど旦那さんにベタ惚れだったのかと思ったのですが、続けて話を聞いていると全くの正反対でした。
「旦那と別居がはじまって、やっと穏やかな気持ちで生活できると思っていたら病気になった。」
という事だったようです。
やっと解放されたと思ったところへ、追い打ちをかけられたとご本人は感じていただろうと思います。しかし、こういう話の流れは頻繁にあるのではないかと思います。なぜかというと、
「体が悪すぎると病気すらできない。」
からです。
体に何らかの問題が生じた時に人間は病気になります。
当たり前の事だと感じるかもしれませんが、この部分を勘違いしている人が多いのです。そこで、シンプルなケース、風邪をひくというのを事例に説明してみましょう。
1年ぐらい寝る間も惜しんで仕事をしていたとしましょう。
すると、かなりの疲労が溜まっている事でしょう。その疲労の度合いに応じて内臓の機能は低下しますし、頭を使って物事を考える能力も低下しているはずです。このような状態の時に、自律神経がどのように働くかというと、
「休養して体の疲労を回復する。」
という事が最優先になります。
こういう状態では、
1.やる気や意欲がでてこない。
2.風邪をひく
のどちからになる可能性が高いでしょう。理由は簡単で、今、体がもっとも必要としているのは休息だからです。しかし、実際にやる気がでてこなかったり、風邪を引いたときに、多くの人は、
「やる気や意欲がでてこないなんて自律神経失調症だ。」
「風邪を放置したら重大な病気になるかもしれない。」
というように考えるのではないでしょうか?
しかし、疲労があるレベルを超えたら体を動かす意欲がなくなったり、風邪をひいて休息するというのはとても当たり前の事です。
さて、この状況をふまえて逆の様子を考えてみてください。
かなりの疲労が溜まっているはずなのに、テンションが上がりっぱなし休日なしで十分な睡眠なしでも平気、そして風邪をひく気配もない。
こちらの状態の人が、本当の意味での自律神経失調症といえます。
そして、やる気や意欲がでなかったり、風邪をひくというのは自律神経の正常な働きだという事も理解できるのではないでしょうか。全ての人にこのような事が起こっている訳ではないと思いますが、体の調子を崩すのは自律神経の働きとして正常であるのに、その正常な状態を薬物で狂わせてしまっている人が少なくないのが現実です。少なくとも、『風邪はひく必要のある人がひく』という事ぐらいは理解しておいた方がよいでしょう。
さて、最初の女性に話を戻します。
この女性は、お互いの心を思いやれなくなった夫婦生活を続けるうちに、体がかなりおかしくなってしまったのでしょう。だから、病気をして体を元気な状態に戻すという事ができなくなってしまっていたのです。しかし、別居をはじめて気持ちが穏やかになったら、病気ができるぐらいにまでは回復したのです。しかし、体は自身の想像以上に痛んでいたので、通常の生活もままならないほどに体をうまく動かせなくなってしまいました。
こういう時、医療で体を回復させようとすると再び困った事になる事が少なくありません。どういう事かというと、薬物をつかって再び体を悪くすることで、つまり、自律神経失調症の状態にして症状を抑え込んでしまうのです。それで、
「病気は治しましたから、あとの自律神経の問題は心療内科に通ってください。」
なんて事を言われてしまうのです。
「医学が自律神経の事を大きく間違えている捉えている。」
と、私は感じています。
症状さえ抑え込んでしまえば、あとは心の問題だみたいな心と体をわけて人間の体について理解したつもりになっている事は大きな問題なのです。
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