「個人の健康は個人で作り上げる」:少子高齢化社会の未来への提言 ┃京都府長岡京市の自律神経整体院
2023/07/12
皆さんがご存じの通り少子高齢化が深刻な状況です。
政治家は、異次元の対策をと訴えていましたが、私の知る限り子供の養育費用を一部負担するという程度のものでしかないようです。そして、このような支援は結婚して家庭を持ち、子供を産み育てるという若者たちの生活には全く影響をほぼ与えないものです。
この問題の厄介なところは、今年生まれる赤ん坊の数が少ないからといってそれがすぐさま我々の生活に影響を与えないという点です。試算によると、この状況がこのまま推移すると2040年付近でどうにもならなくなるようです。逆をいうと今すぐに対策をしてすぐに赤ん坊の数が増えても、それが社会に影響を与え始めるのは2040年ごろということになります。そのため延々と問題の先送りが行われてきたのでしょう。国家100年の計なんていう言葉がありますが、国家の運営は先をどれぐらい先を見越して将来の問題にどのように備えるかが大切だということがよくわかります。
余談ですが、少子化対策として移民を募る方向に動いているようです。
しかし、現在の日本は働き先として最も魅力がない国1位にランキングされているのを先日みかけました。円安の上に、外国人では日本の労働環境になじむのは難しいのですから当然だと思います。過去の日本の栄光の影響で、うっかり日本にやってきも外国人も実態を知ってすぐに他国に移ってしまうことでしょう。
さて、少子化が何に影響を与えるかというと、すぐに思いつくのが年金と健康保険でしょう。
年金はもうどうにもならないことでしょうし私の領分ではありませんから、健康保険についての考え方を改めるきっかけを作りたいと思います。
日本の健康保険制度は世界から高い評価を受けています。
しかし、現状の少子化が続き、そして必要な経済成長(GDP年率1%程度)が達成されなければその質が低下していゆくのは明らかである試算がされているようです。問題を先送りしているのは先に述べた通りですが、政治家たちは将来世代の負担を云々しているにも関わらず、実はその状況を変えようと努力をしていなのは滑稽にさえ感じられます。
私が考える大きな問題は2つあります。
1.高齢化と医療費の増加
少子高齢化でもっともわかりやすいのはこの問題でしょう。子供ころ老人一人に対して7~12人の働き世代が支えるような絵を見たことがあります。2040年にはそれが老人一人に対して1人の若者が支える計算になります。
先日、あるテレビ放送をみかけたのですが、所得の半分程度が社会保険と税金として徴収されているという説明をしていました。負担率5割という状態ですが、このままの状況が推移するとその負担は6割にまで達するのもそう遠くないことでしょう。そのような状況に若い世代は耐えることができないと思います。結果として人材の海外流出が今後加速してゆくのではないかと私は予測しています。
2.病院への過度な依存
軽度な不調ですぐさま病院に駆け込む人たちが大勢います。鼻水がでる咳がでるぐらい子供を保育園に預けるために病院で薬を処方してもらい強引に症状を抑える親がいるという話もよく聞かされます。整体師の視点から指摘させてもらうと、過度な薬物への依存は、自身の治癒力で不調を改善する力を失ってゆきます。その結果、どうなるかというと向上心や行動の意欲を持てない弱い体になってしまいます。
実は、私は、ニート、つまり学校や職場で人間関係を構築できない、ストレスに耐えられない人を体に触れて観察することでほぼ100%の確率で判別することができます。これは難しいことではなく、体がひ弱で適度な弾力をもっていないのでわかるのです。わかりやすい言葉を使うと、若いのに老人のような体をしています。モチベーションは考え方の問題ではなく体の問題として考えなくてはいけません。過剰な医療への依存は、その子供が20歳、30歳になったときに全て自身に跳ね返ってくるということを知っておくべきでしょう。あなたのお子さんが30歳になっても働かず、家でポテトチップスを食べながらYoutubeを見ていたらどのように思うでしょうか。
これらはかなり大きな問題だと感じるかもしれません。
しかし、実は対処はとても簡単です。
『健康な体は病院へいって作り上げるような物ではなく、自分自身で日々作りあげていくものである。』
と考え方を変えるだけです。
『健康診断で問題がないから健康であるという考えを捨てるだけ。』
と言い換えてもいいかもしれません。
そもそも自分の体が調子がいいかなどということは、朝起きた時に体の状態を確認すればすぐにわかることです。気づかない内に、病気が進行して悪くなっているということは絶対にありえません。どこか具合が悪いのであれば、その兆候はかなり前から現れているはずで、それに気がつかず放置したらひどい状態になっていたというのが正確な表現になります。自覚症状がわかりにくい不調というものがあると思いたいかもしれませんが、それはあなたが鈍感なのだと理解した方がよいのです。
そもそも、医療における健康の判断に私は大いに問題があると考えています。
それは、要介護状態のお年寄りが問題なしという診断になることです。整体師である私は、すべての健康な人は必ずピンピンコロリでなくてはおかしいと考えます。そして、そのための努力と治療を行うのが医療に求められているはずなのですが、現状はまったくそうではないと思われます。
方針を切り替えて、皆が自分の健康は自分で作っていくという取り組みを行えば現在の医療費の負担など現在の半分以下になるはずです。おそらく無理でしょうが・・・。
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