8000歩で変わる!週4の活動がもたらす健康効果
2024/04/11
「ウォーキングをすることは健康に役立つ。」
誰でもが知っていることではないかと思います。
しかし、それがどのように具体的に健康に役立つかというと知らない人がほとんどなのではないでしょうか。そこで、今回はこのような健康についてのあらゆる面において基礎になるであろう、ウォーキングについてまとめてみようと思います。
まず、ウォーキングの効果についてはかなりはっきりとした傾向が出ています。
下記のグラフは、京大が発表しているレポートに掲載されているものです。(1週間の歩行パターンと死亡リスクの関連を明らかに-週2回しっかり歩くことで健康は維持できるか?)京都大学2023年03月30日
少し見にくいと感じるかもしれませんが、米で集計されたデータをもとにウォーキングで得られる成果を目に見えるものにしたものだと考えるとよいでしょう。グラフの下側の軸は、1周間に8000歩以上歩いた日数、縦軸の左側が死亡率(左のグラフ)と心臓や血管での問題での死亡率(右のグラフ)を示したものです。そして、折れ線グラフが実際の死亡率です。注意点が1つあり、点線のグラフは集計の都合で出たデータのゆらぎだと考えて無視してもらうとよいでしょう。
興味深いのは、棒線グラフです。ここ棒線グラフは、8000歩のウォーキングを達成した人の数を示すようなのですが、0と6-7日の数が最も多くなっています。つまり、全く何もしない人と、毎日歩くという人のどちらかになる人が最も多いということを意味します。おそらくですが、週に3-4日歩くという習慣は定着しにくいということを意味しているのではないでしょうか。
一方で、週のうち4日ほど8000歩ウォーキングすると最も死亡率が低下するのがわかります。
つまり、週4日8000歩のウォーキングをするのが理想だが、習慣化することは難しいということになります。スポーツのトレーニングでは、週に1日完全な休養をとるのが望ましいという考えを聞いたこともあります。このことも踏まえると、週に1-2日程度は体を休める日を設けるということが理想になってくるのかもしれません。
つまり休日の都合に合わせて週のうち1~3日程度、ウォーキングするかどうかを判断をする必要があります。具体的な例をあげると、土日休みの人が土曜日はハイキングにでかけるのであれば平日に3-4日程度ウォーキングをするようにするのがよいというわけです。
天気1つで予定が変わることも考えると、このような判断を適切にするのは難しいとおもいますので、私であれば平日の4日にウォーキングをすることにして、その週の成果を踏まえて休日の予定を変えるというようにするのがよいと思いますね。
なお、根本のデータが日本人ではありませんから多少の差異はあると思われます。
しかし、食生活の違いがこの人種の違いに大きく影響を与えるというのは考えにくいと思われますので、一般的な傾向は似たようなものだと考えてよいのではないでしょうか。つまり、
「1日8000歩のウォーキングを週4日行うことで、死亡率を約16%、特に心疾患での死亡率を約7%引き下げる。ただ、週に1-2日は体を休める日を作らなければその成果は、1-3%程度低下する。」
ということになります。
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