起立性調節障害の原因 その3│長岡京市の自律神経整体院
2023/03/15
起立性調節障害の原因 その2で全体の60~70%の人の原因について説明しました。今回は、その他のケースについて解説します。
その前にまず知っておかないといけない事は、起立性調節障害は、
「体に起こっているよくわからない問題をまとめて起立性調節障害と呼びましょう。」
というのが正確な説明だという事です。
様々な症状やら問題を起こっているのをひとくくりにしてネーミングしただけです。ですから、人によって起こる問題が違いますし、その対処は個人にあわせて微妙に変えていかなくていけません。このことをわかっていない人は、
「起立性調節障害を治すためには、しっかりとその原因を見極めなくてはいけない。」
という具合に考えてしまい、その結果、柔軟に考える事ができなくなってしまいます。
これから説明する事に関して、このような考えに陥ってしまっては、よくなるものもなりませんから、漠然としたイメージとして捉えるようにすることが大切です。
では、ここからが本題です。
残り30~40%程度の起立性調節障害の原因は打撲またはムチウチです。
これではわかりにくいでしょうから、より詳しく説明してゆきます。打撲によって背骨の働きに問題がでている状態をムチウチといいます。このムチウチという状態は内臓の働きを不十分にしてしまう事があります。
交通事故でムチウチをもらってしまうと、ずっと後に体が辛くなるという話をきいた事があるでしょう。しかし、ムチウチという状態は体にどういう事が起こっているのか、きちんとした説明を聞いた事がある人はほとんどいない事でしょう。
ですから、ムチウチがなにか、簡単に説明します。
すべての臓器は骨の重さを利用して働いています。ですから、骨の動きが悪くなった時には内臓の働きも十分でなくなるのです。ヨガやストレッチで体の柔軟性を高める事の重要さは多くの人が認識しているのですが、その理由について理解してる人はやはりほとんどいない事でしょう。医学にはこのような考えありませんからほとんどの人が知らないのは当然です。
骨に問題が起こると、内臓の働きが不十分になる事があります。
胸椎4番だったら心臓に不都合が起こって動悸がしたり、胸椎5番だったら肺が十分に機能しなくて呼吸が浅くなり、胸椎10番だったら腎臓の働きに不都合がでたりします。ちなみに、朝、体を起こせないというのは、たいてい肺の働きに問題がありますね。
さらに詳しく知りたければ医学書などで内臓の働きに関わる神経が背骨から伸びているのを確認してみるとよいでしょう。
ピンとこなければ、交通事故で体を強く打って亡くなったなんてニュースを聞いた事があるでしょう。
このようなニュースに違和感を感じないと思いますが、どうして体を強く打ったら命をなくすことになるのか考えてみるといいでしょう。また、高いところから落ちて亡くなるのは何故なのか、についても同様の事がいえます。体を強くぶつけると骨を機能させることが難しくなり、その結果、内臓の働きが停止してしまうのです。ほとんどの人は、骨の役割が体を支えるためのだけのものという認識ですから、簡単には理解できないかもしれません。
ムチウチというのは、速いスピードで体をぶつけた事がもっとも深刻になりやすい傾向があります。
交通事故や高いところから落ちるなどはその典型的なケースといえます。
厄介な事に、その場では大した事はないと感じられる事が多いのです。これは先に述べたとおり、内蔵の機能がすべて停止しているのではなく、不十分になってしまっているのからで、すぐさま問題として認識できない事が多いからです。そのため、本人もその家族も体をぶつけた記憶が全くなかったのだけど、整体で体がよくなってきてから、
「そういえば、激しくぶつけた事がありました。」
なんて思い出すケースが珍しくありません。
体がムチウチの状態に陥っている方は、体の状態を観察すれば、たいていすぐに判別できます。ですから、覚えがなくても一度相談にこられる事をおすすめします。体のどこにどういう問題があるかもちゃんと説明させて頂きます。
この事がわかれば起立性調節障害の解消は簡単で、
「骨の機能を取り戻してあげればよい。」
たった、それだけの事でしかありません。
問題は、体についてこのような理解のできる人がほとんどいない事です。多くの治療家は医学の知識や技術に引きつけられてしまうようです。その結果、起立性調節障害は、治せない、あるいは解消できない、難病のような扱いになっているのです。
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