筋トレの影響：私の体の変化と学び│長岡京市の自律神経整体院

「最近、体が硬くなってきたような気がする？」

 

２０２３年秋頃から漠然と感じていましたが、２０２４年の正月を過ぎたころには確信に変わりました。昨年、体の柔軟性を高めようと太極拳を始め、ジョギングも取り入れました。しかし、筋トレが原因ではないかと考えています。結果として、柔軟性が増すどころか、狙いとは逆に体は硬くなっていました。

 

「筋トレは私が目指す体作りには害の方が大きい。」

 

これは、整体師である私にとって基本的な知識です。
しかし、私は筋トレを甘く見ていたのかもしれません。もしかしたら体力の衰えを感じはじめていたこともあり、焦りもあったのでしょうか。

 

そこで、筋トレと柔軟性について調べてみたのですが簡単にその答えが見つかりました。
ポイントは２つあります。

 

１．筋トレというのは筋肉の柔軟性を失わせるもの。
２．ストレッチで筋肉を過度に引っ張りすぎていると筋肉は硬くなって逆に柔軟性が失われる。

 

先に述べた通り、整体師であれば当然の知識と呼べるものです。しかし、感覚的な理解でここまでシンプルに言語化しての理解はしてなかったかもしれません。

 

直感的に理解できない人のために説明しておきましょう。
いわゆるマシンを使った筋トレは筋肉を効率的に損傷させて超回復を起こし筋肉量を増加することを目的にする場合に向いています。しかし、筋肉を総合して使うこととはかけ離れたトレーニング方法です。例えば、野球のピッチャーは腕と手を使ってボールを投げますが、足を怪我すると球威のあるボールは投げられなくなります。

 

「そんなもの手で投げるのだから足なんて関係ないだろう。」

 

と考える人はほぼいないだろうと思います。
何故かというと、ピッチャーは全身を使ってボールを投げているからです。つまり、球威のある球を投げようと思うのであれば全身の筋肉を連動させて体を動かさなくてはいけません。そのため、足がうまく動かなくなった時点でよい球は投げられなくなります。つまり、良いピッチャーになろうとすると、全身の力をうまくボールに乗せて投げる練習をしなくてはいけないということです。

 

ところが、マシンを使ったトレーニングでは連動させない動きをもっとも良しとします。それが、効率的に筋肉の量を増やす方法だからです。しかし、個別に鍛えた筋肉では、腕を振るときと、足を踏み込んだときの動きがバラバラ、ちぐはぐになってしまうのです。

 

また、筋肉の量を増やすことを目的とすると、筋肉に柔軟性があることはデメリットになります。
シンプルに言うと、ストレッチで柔軟性を高めながら筋トレすると筋トレで得られる成果が低下します。だから早く筋肉質で見栄えのする体型を目指すならストレッチをしてはいけないのです。残念ながら、このような体づくりをしていては運動能力は返って低下します。そして、それに連れて内臓の機能も低下してしまうので、本当に見た目だけで実用性のない体になってしまう可能性が高くなります。

 

このことはスポーツ科学の分野であれば記事や論文がすぐにみつかるでしょうから興味があれば探してもらうと良いでしょう。YouTubeなんでもすぐに見つかるはずです。

 

私が目指すのは、より実用的な体であり、仕事に持続的に集中力をもって取り組め、疲れがでても一晩寝れば翌朝には抜けているというのが私の考えです。そのためには、柔軟性の高い体がよいと判断して、体を作り直してみようと考えたのです。

 

 

それで、体の柔軟性を高める運動方法とストレッチについて少し調べてみました。
すると、ある程度はわかっているつもりだったことも、少し考え違いをしていることがわかりました。そして、さっそく実践してみたのですが、わずか２～３日の工夫で早速変化を感じました。

 

「柔軟性を高めるのはこんなシンプルな方法でよかったのかもしれない。」

 

と、気がついてずいぶんと時間を無駄にしてしまったなぁと反省しています。
寄り道するからこそ理解が深まるという一面もありますから、必要な経験だったのだろうとは思いますが。もう少し継続してみてコツが掴めてきたらまとめて記事にして紹介させてもらいます。